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人間的幅の広いのは、私ではなく彼女のほうかもしれない [生活]

2017.8.20


昨日は祭礼委員で夏祭の行事に参加してきた。いつも、この行事を手伝うと、常連で何十年も行事を取り仕切っている方々と時を一緒に過ごすわけだが、彼らのやり方に疑問を抱きつつも、いつも整然と事が進み、ただただ外様で出来上がった舞台のほんの片隅をお手伝いするだけなわけで、彼らの目の見えないところでの下働きに感心するばかりであり、頭の下がる思いを胸に、大輪の花火を見上げながら、昼間見た赤とんぼが妙に心を焼きつき、祭りの後の寂しさにふと思いを寄せる一夜であった。


話は全く変わるのであるが、家人に感心し、それは俺にはできないと心につぶやいてしまう常を、また繰り返してしまったというお話。


大それた話ではない。夕飯の支度をすると、いつも決まって「私もお手伝いをする~~」と孫が言ってくる。うちの場合は、男の子でも女の子でもだ。包丁でキューりを切ったり、卵を割ったり洗い物をしたりといろいろとやることは多い台所仕事だが、2歳児、3歳児のやれることは知れており、「邪魔だから、あっちに行っていなさい」とか、「危ないからあっちで遊んでいないさい」と言うのが世間の母親の通り相場だが、うちの連れ合いはちょっと趣を異にする。


世間の嫁はよく知らないが、うちの嫁は奥ゆかしいのか、何年経っても進んで台所仕事はやらない。「やらない」というとそっち方面から「異議あり」と言われそうなので、ちょっとだけ訂正すると、たまにお手伝いをしますと言ってはくる。年に1回とか、何年に1回のお手伝いなら、それでも通るのだが、年に何十回もその場面に遭遇すると、そのたびごとに「お手伝いします」と言われてくるこちらの立場としては、いちいち教えなきゃいけないというか、遅れているところを自分で見つけて手伝いなさいと言いたいところを、腹立たしさも覚えるので、ついつい無言になってしまうのが常になってしまうわけで、彼女らにしてみれば、「お手伝いします」と一回言ったんだから義理は果たしたとでも言うかのように、適時に台所に立つわけでもなく、こちらの都合もお構いなしに外様観戦状態になってしまうわけであります。


私としても、主婦初心者でもないわけだから、そういちいちご指導、ご鞭撻も失礼に当たるし、「ああ、ここで手伝ってもらえれば」と思わなくもないのだが、そう都合よく動いてくれるわけもなく、結果として、悶々と老夫婦二人で調理をし、片づけをし、ヘトヘトとなってしまうパターンがずっと続いている。


我等老夫婦は家事仕事は早い--いや、世の奥方は皆早いのは当たり前--であって、それに彼女らがついてこれないということもあるかもしれないが、家事というものはエンドレスであり、見て覚える、聞いて覚えるということの繰り返しで、それをしない方には、無理をしてもしてもらわなくてもいいという考え方になるのは私たちだけではないであろう・・・・・・と思っている。


そんな状態で、孫4人前の食事をつくり、大人6人前の食事を順次つくるわけで、建て売りの安普請の家では、10人以上が座れる大きな食卓テーブルがあるスペースがあるわけもなく、あっちの食器をこっちに片づけ、空いた場所に調理済みの鍋をやっと思いで置き片手で皿を持ったまま、置く場所がないので盛りつけをする・・・みたいな、とんでもない状態で食事の用意をしているわけで、そんなときでも孫連中は容赦なく、「お手伝いしたい~~」と言ってくる。私は「今は無理」と言いかけても、彼女は「いいよ、ちょっと待ってね」と言って、必要もない卵を冷蔵庫から出し、「じゃ、卵を割ってほしいよ、うまく割れるかな」と言って、この忙しいのにと思う脇で、平然と孫と一緒に卵を割っているわけで、そんな芸当は私はできず、ただ、早く夕食を出し、私たちはきっとまた夕食にありつけず、その後すぐに片づけてをしなければ、この惨状は終わらないだろうということだけを考え続ける。


しかし、そんな孫の作業を見ていると、卵の殻は少しも入らず、前回よりも格段にその腕前は上達し、ピーマンカットもうまくなり、はさみ使いもうまくなり野菜の炒め方少しずつ上達していっていることは明らかで、嫌いなピーマンも自分で切って、炒めたりしたら食べられないものも食べられるようになりと、その効果は累乗数的に発展していっている。


嫁たちは、そんな状況を知ってか知らずか、私たちをフォローするわけでもなく、いつもいつもストレスを追加していってしまうのは私のほうで、我が家人は、平然と今回も家事こなしていっているのである


きっと孫の成長にはプラスなんであろうと思うと、家人の肝っ玉の大きさにはホトホト脱帽状態であったというお話。


これはおのろけでも何でもない。全く足元にも及ばないのは、このであったというお話。


女性は偉大なり

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