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学生村(18)-ないものねだり [学生村]

2017.6.12


学生のときはがあっても、それは一時的で深く考えることはない。うまく表現はできないのだけれど、後に引きずらないというのか、その場限りというのか、ウジウジしないというか・・・。



しかし、「食」に対する想いは、ないとわかれば、より欲しくなる。これは人間の性だから仕方がない。がむしゃらに欲しくなる。特に若いときは、それがより強くなるかもしれない。そのときはコーヒーだった。


喫茶店は1軒、私の泊まっている学生村から3つ上のバス停にある。でも、今日はやっているかどうかは行ってみなければわからない。もちろん電話はあるのだろうが、わかる術がない。バス停3つも上にあるわけで、通り道でもないし、今のようにスマフォでささっと検索ということもできず、バス賃をかけて、行ったはいいけどやっていないんじゃ話にならない。貧乏学生のくせにコーヒーは飲みたいが、バス賃は無駄にはできない。

そんな歯がゆい時代だから、仕方なく、喫茶店のコーヒーは封印


ネスカフェコーヒーを買うことになる。このコーヒーは、当時も今も大体同じ。たしか、真空製法とかいって、今で言うフリーズドライができたころかもしれない。多分、当時はかなり高い値段だったから、貧乏学生は当然ながら普通の安いコーヒーとなる。


インスタントコーヒーとチョコレートと「ゴールデンバット」か「スリーエイ」(煙草です)を買い求め、いそいそと帰り道を急ぐ。宿に着き、マイカップにコーヒーを入れ、ポットの湯を借り、注ぐ。


「う~~ん、これだ」、やっと息がつけた。大学生だから、まだ喫茶店歴はさほどはない。でも、その空気感、ちょっとだけ大人になったような気分と都会の雑踏を少し思い出した。


そうだ、松本に戻ったら、「邪道ラーメン」を食べ、「ジャルダン」で紅茶を飲もう---松本は残念ながらコーヒーではなく、ジャルダンの紅茶が定番のコースだ。


でも、今はもうない?--5~6年前の冬に行ったのだが、スキーシーズンであるにもかかわらず、松本駅周辺は閑散としていた。


「ジャルダン」は閉まっていたのか、閉店したのか、「邪道ラーメン」も記憶にない。


私好みのお店はみんな消えていってしまう。 

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