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家づくりは一回では成功しない(7) [我が家]

2017.5.9


前述のリフォームが0.5回分として、残りあと1回の家づくりは親の家づくりだ


やっとの思いで4.5畳二間の東京からの脱出で建てた家に、現役を引退し、梗塞で不自由になり、既に築20年を超した家に父たちは住むことになった。五体満足であれば、何の不便もない家であったものの、不自由になってからは、それはとても使い勝手の悪い家であり、手すりも急ごしらえの手すりであり、トイレも和式であり、段差も数多くあり、父には申し訳ないくらいの家に成り下がってしまった


そこで一念発起。

父の寿命と家の新築。どちらが長いか(速いか)競争ということになった。

大体、2度の脳梗塞で倒れた場合、残りの寿命はそれほど長くないことは素人の私にもわかっていたことだった。

業者を決め、希望を言い、設計図を書いてもらい、修正をし、外壁を決め、屋根材を決め、壁紙を決め、床材を決め、照明を決め、カーテンを決め、トイレを決め、室内ドアを決める。冷暖房システムを決め、玄関ドアを決め、玄関アプローチを決め、外溝を決めた。時間も余りなく、ハウジングメーカーに何度か行き、即断・即決した。計画から1年で完成。自分の拙宅完成の1年後であった。


体が不自由ということもあり、バリアフリー、車椅子対応スペース、室内リフト(浴室へ運ぶ)等々、洗面所にしても車椅子対応ということで規格品ではなかったためか「特注」と現場監督は言っていたが--大工の技量も落ちたせいか、規格品以外は難度は関係なく「特注」という言葉を盛んに使っていた--かなりコストもかかった。両親は爪の垢を灯すように蓄財してきたわけで、こういう状況になったら、それは両親(父親)のために消費するのがベスト。何のための自分の人生だったのか。残された我々が後悔しないためにも決行した。


無事、完遂。


父は新しい家に入ってから、丸9年の歳月を家で療養して他界した。

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