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隣人 [生活]

2016.12.15

日中の日のあるうちに大掃除少しやった。12月最後の週は、孫たちが早々に来るので、早めにとりかかることにした。

晴れてはいたものの直ぐに曇り、掃除日和ではなかったけれど、1階の2面のガラス窓の掃除をやった。それであっという間に2時間近くが過ぎてしまった。6年ぐらい前に大金をはたいてリフォームをしたので、やはり何よりも大事にする自分に気がつく。これが借家だったら、そんな感慨も及ばないだろう。

に出て仕事をしているといつも思い出すことがある。それは隣人のことだ。

彼は私より二周り近く先輩の方であったが、去年残念なことに亡くなってしまわれた。ついさっきまで元気でいた方のあっという間の他界だった。

彼はマメな方で、この時期になると少しずつ大掃除をされていた。その仕事ぶりは徹底していて、雨戸などをしっかり外して(私は雨戸の着脱はよくわからないが)掃除をされていた。照明器具も全部外し、外できれいに掃除をされていた。

彼は手先が非常に器用で、木工の作業が得意であった。子ども用のカタコトカタコトと音がする、手押し車も手早くつくってしまうほどの腕前であった。

あるとき、彼に外置きの物置づくりをお願いをした。ちょうど棺桶を2つ重ねたような、そのぐらいの大きさの物入れをお願いした。きれいにつくっていただき、今でも重宝して使っている。お代は材料費しか受け取らなかった--とは言っても材料はリフォームのときの残りがあったので、それを工夫して使っていただいたので、ほとんど購入したものはなかった。器具、機材は多種多様にお持ちであった。

庭仕事をしていると、いつも彼も出てきて、いろいろな雑談、政治家の悪口、噂話など、たわいのない話をする間柄になっていた。

今年も師走となり、周りの皆さんも大掃除を始めるころとなったが彼の姿はない。いつも大工仕事でわからないことなどを聞いていたのが、今年は聞くこともできない。雑談もできない。向こうは迷惑な話だったかもしれないが、私にとっては非常にありがたかったし、彼の仕事ぶりにはいつも感心をしていた。

小学生向けの木工教室なんかを開けば、みんな喜ぶのにと、いつもさりげなく勧めていたのだが、引っ込み思案の彼は、それに応ずることもなかった家庭菜園をやっていた彼は、ちょっとした棚とか、垣根とかいとも簡単につくって周り人たちに提供していたのだろう。亡くなってしばらくして、その仲間が多数お焼香にやってきていた。

そんな彼はもういなくなった。

お見舞いに病院に行ったときのこと。彼の名札を片っ端から探し、ようやく彼の名札の病室を見つけたが、ほかの患者さんがいただけであった。踵を返し、廊下に出たとき、「〇×君」と彼の声がその病室から追ってきた

2週間ぶりに会った彼は変わり果てていた

「種、まかないとね」「あと2週間ぐらいで退院しようと思っている」

そんな言葉が彼の最期の言葉だった。


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